2 統括官の経歴を調べる
統括官以上が決裁者ですから、調査官と同じ程度に配慮すべきなのが、統括官の職歴です。
税務調査でもめた場合は、統括官と交渉する場合がありますが、統括官の経歴によっては、あえて統括官にいかないことも選択肢として検討しましょう。
特に統括官が資料調査課や査察経験が長い場合は、激しい調査を指示している場合もありますので、要注意です。
上席から順当に税務署の統括官になっている場合、話がわかる方が多いはずなので、統括官と交渉すればうまく解決する確率が高いでしょう。
3 部門をチェックする
職員録によっては部門の役割が載っているものもあります。特にチェックしておく べきは、「特別調査部門」です。この部門が担当となった場合は、要警戒です。
この部門は特官部門より小さいけれど、現金商売や不正発覚率が高い業種などを中 心に、調査を行っている部門です。むしろ、特官部門よりも警戒を要します。
基本は2~3人で調査を行っており、事前通知もないケースが多いのですが、事前通知があった場合でも、強硬な調査を行いがちです。
質問検査を逸脱した調査を行わないか、厳しくチェックしておく必要があります。